小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内
令和四年2月吉日
スピリチュアル エピソード 特別編 第三十九話
第三十九話
豊野油田開発に秘められた、
平一の驚愕の使命とは
石油資源開発株式会社による一号井は失敗に終わりましたが、このようなことでめげる平一ではありませんでした。
豊野油田開発には、人知を超えた驚愕の使命が秘められていたからなのです。
そのことを平一に、何時、如何なる神から垂示されたのか、そしてその霊言と、麦林楢次郎の解釈の記録は、膨大な資料の中に埋もれて見いだせないのですが、昭和48年4月16日〜50年6月16日にかけて30回にわたり、三光太源の斎庭で平一がその概要を講義し、又昭和35年12月25日のクリスマスに、イエス霊神が平一の秘としてその一端を啓示しておられます。
太古、天上北辰に仕える仙王がいました。三光道大神の格別のご寵愛を受け、西霊、南幽に王庁を開いて神域を統治しておりました。
ところがある時、重大な事件が起きたのです。啓示で「古妖躍る」と言われた獰猛な魔王が、神の座を転覆しようと陰謀を起こし、数千万の魔軍を率いて反逆しました。
仙王は、征夷大将軍として神軍を率いてこれを討伐平定せよとの神勅を頂き、神鉾や軍団を指揮する師旗を賜って出陣しました。因みにこの二つの神宝は、神界の象徴であり重要な神器だったのです。
この頃、地上では暗い乱れた状態から夜明けのような美しい状態にして、顕幽の天地を麓浄なものになさしめんとする、太神のご経綸が発動されようとしていた時代でした。
魔軍との戦いは壮烈を極め、その結果、ほとんど神軍が勝利を治めたと思われた時、魔軍の首魁たちの巧妙な奸計によって、神旗と神鉾を奪われるという失態を犯して敗退してしまったのです。
そのために神のご経綸を狂わせると共に、南幽の神門が閉ざされてしまいました。
その結果、北辰から南幽と巡る天地の?の交流がままならなくなって、地上に大混乱をきたしてしまいました。
王はその罪過を問われました。神界の掟によると、それは霊体を切り裂いてバラバラにして焼き崩すという重罪でありました。
然し、王の先輩の神人、神仙達や、幕下の多くの仙や霊人達の懸命な命乞いにより、死一等を減じて人間界に貶謫(へんたく)され、六代六千年にわたっての贖浄の行を命ぜられたのです。
併せて、其の幕下の神霊や王の妃達も懲罰として人間界に落とされました。
そして、千年毎に人間として生まれ変わって贖罪の生涯を送り、それが神意に叶って六千年目の今生に平一として生を受け、閉ざされた南幽の神門を開門せよという大命を賜ったのでした。
ところが、其の神門に至る地道には石油と天然ガスの?が充満していて、辿り着くことが出来ません。
その地道が豊野であり、豊野油田開発の真の目的は、長年平一が思っていた、豊野油田開発に成功することで神の実在を世に実証することと、あわせて我が国の経済発展に寄与するということではなく、これを成功させることによって、閉ざされた南幽の神門の開門を妨げている石油、天然ガスのを取り除いて開門を果たして、天地のの交流を正常に戻すという救世の大命だったのでした。
そして、人間界に落とされた平一の妃や幕下の諸霊達も、それぞれに課せられた贖罪と役割を果たすために、平一と縁を結んで豊野油田の開発に関わり、又、三光太源の斎庭に集って行業を重ねており、一方、この神業から離脱してしまった菊池豊や桑原時雄は、壮年にして寿命が尽きてしまったのだとの事であります。
つづく