小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内

特別編(第四十話A)2022年5月


令和四年5月吉日


スピリチュアル エピソード 特別編 第四十話


ローム太霊がその死を哀惜された

父小泉平一の軌跡



第四十話

ローム大霊の聖経に記された

神業達成への道筋について


その2 豊野油田の中の開門の一点、
     暘谷を求めて


 前回お話しした「原油一点 散布数京」、数万ガロンの石油はある一点にあり、その一点のことを「三光道真経句録」には暘谷と記されております。

 石油は有機物に富む地層(根源岩)で生成され、長い間にドーム状の地質構造(背斜)の多孔質な岩石(貯留岩)に集積します。そこで石油を探すためには、地震探鉱によって地下の背斜構造を探し、試掘によって油層を確認します。

 数々の地質条件が揃わなければ油田は成立しないため、一般に試掘の成功率は極めて低いと言われております。
 第一回の試掘の際は、竹内満朋が会得した「つづみ式きこう法」によってその定めて行いましたが、そこが暘谷ではなかったために、失敗に終わりました。 
 7,900アール・2万4千坪に広がる豊野鉱区の中から、一点の暘谷を探し当てることも平一の使命だったのです。
 難行を重ねた末に、漸く平一はその一点を探し当てました。そのことを、昭和57年5月10日に門下の島倉三枝子の姉俊子に宛てた書状で、次のように記しております。
 「その一点を見出すために、私は三十年苦行をして来ました。そして、霊感した通り主霊に報告したところ。お前はその一点を霊感しているが、霊感で見える様な所ではないと云われ続けて来ました。
 ところが昭和48年10月8日午前2時に行をしておりました所、世田谷の家から一瞬にして長野のその所に行って、その一点を視ることが出来ました。そこにローム大霊がお出でになり、「小泉、そこで良い」と云われました。
 暘谷は神界に入る入口なので、霊感で解る筈はありません。神体の力を使うことが出来れば、それが神通力となります。
 そして、自分の真の使命は、其の神門から北神に登って、幾万年来閉ざされている天門、地門を北神太極紫微大神の帝命により開門することによって、天地の?の乱れを正して人類の危機を救済することです。
 以上が神業という大業の中心なのですが、その神変によって全人類のみならず、大道の行を積む人々は、大変な余光を受けることになるでしょう。
 その神業と言うものの神界の経綸を詳細に聖句されたものが、2つの経文と私に出る啓示なのです。
 実に、前代未聞の神界、霊界、幽界、現界に亘る真の聖業なのです。そのために、その神業を妨害する諸魔に長男の幸雄、次男の道雄を与え、その血に魔神が酔いしれている時、其の魔神達を打つことが出来ました。
 然し、その悲しみをローム大霊は憐れみ給いて、経録に「父子霊愛」と聖句されたのです。その犠牲は尊いものであるから、彼方の世界にお前が行ってから、十分に愛してやれよ、と言う意味です。
 子供達の母には、そういう秘によって助からないのだ、ということを知らせてありません。それで、ただの病気と諦めております。私だけしかその深い悲しみを知らないから、大霊は母子霊愛とは言われなかったと云う訳ですー。」
 又。豊野で長年この神業に協力している、リンゴ農園主の北村泰雄に宛てた書状によると、平一は旬日を置かず、北原猪義と北島いよを連れて現地に赴き、神感した場所を確認したとの事で、その場所は、吉と言う地名に在るお宮の近くだと教えております。
 そして平一は「三振一握」・3回目に必ず成功を握ると言う聖句に従い、より一層行業に励んだのであります。
                     完