小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内

特別編(第三十九話A)2022年3月


令和四年3月吉日


スピリチュアル エピソード 特別編 第三十九話


ローム太霊がその死を哀惜された

父小泉平一の軌跡



第三十九話

豊野油田開発に秘められた、
          平一の驚愕の使命とは…続き


 「年を経て、開門の期を迎えしは、汝が苦行の光なるも、またローム大霊の徳なるを悟るべし」
 昭和35年12月25日のクリスマスに、イエスは平一にその様に云われて、このような啓示を賜っております。
 「その上(かみ)、天界にありて、テンホウリョクセンキュウの宮帝に仕え、ダイケン不休の精励に、望昭闇時の怪(魁)神を貶じ、レイジョウ一圏の経綸に孜せり。
 されどリンエイのカンキツ、ショウボウを奪いて、留時変行(向)の科審を問われたり。
 寵慈眷燐のタイホウにありて、センエイ幕下の真情を集めしかば、歴永仙界の典律に照し、汝を貶謫して以て人間界に生を与えて、ショクジョウの効を命じ給う。
 タイギヘンジョウのボウショウ、よく神慮に応えてその罪を浄めたり。琢返の力闘、更に開門の功を加えて天宮に昇るべし。
 今、ジョウチ霊炎の?を賜い、神慮を体し我汝の秘の一つを解きて、以て祭りに応ふ。」
 麦林楢次郎はこの啓示を漢字に直して次のように解読したのですが、その漢字の多くは通常の字典に無い極めて難解なもので、上記のカタカナで記した部分は、楢次郎が解読した漢字にパソコンでは変換することが出来ませんでした。

 「その昔、汝が天界にあった時は天法キョクセン宮の主宰神に仕え、ご眷属をいただいて怠り休むことなくご奉仕に励み、前途に光明を仰ぎ望みながら、漆黒の時代に跋扈するマガツ神の巨魁を追放掃蕩しつつ、新しい夜明けが再び巡って来る迄の一周期の間の、神のご経綸にシシとして務め仕えていた。
 されど、ご経綸の陰に隠れて、一つの陰謀が企てられた。(されど、ご経綸のスジ道―、順序次第を漏洩するという、一つの悪だくみが行われたのである。)
 その討伐を命じられたが、指揮するために神より賜った、神聖な旗鉾を奪われるという失態を犯した。その結果、時代の進行を遅らせたり、その方向を変えねばならないという、不祥な事態を生じせしめたので、その科の裁きを受けなければならないこととなった。
 しかし、神の格別のご寵愛やお慈悲、又ご憐憫を降り注ぐ雨の様に頂き、その仙界の末輩の者共や、配下の者共の真心こめた祈りや嘆願を集めることが出来たので、特に罪一等を減じ。仙界の法や掟に照して汝を流罪に処して天界より追放して、以て人間界に生まれしめ、長い長い間、生まれかわり死にかわり、六千年間苦労艱難してその罪を償い、科(とが)を浄めるという成果を上げる様命じられた。
 かくして汝は諸々の犠牲に耐え、永い永い、遠い遠い通歴の旅を続け、常に不断に償い
に努め、よく神慮に応えてその罪を浄めた。今後益々自己修養を繰り返し、努力奮闘し、更にその上地門を開き、それによって北神神界の天門を開くという、大きな手柄を立てて天上へ昇り帰って来なさい。
 今、浄めの祓いの霊の焔の?を下賜し、また、神の御心を奉戴して、我汝の秘の一つを解き示して、以て今日の祭りに応えるものである。」
 平一はこの記録の注記として、「闇時の怪(魁)神とは恐らく魔神ヘルマンであろう。天界に在ってこの怪神を掃討したその因縁を以て、今の世に彼の為に非常なる障礙を受けて、凄惨たる苦しみをしたが、終にこの天魔を降服せしめて、自らの背後支配の霊神とすることが出来た。」と記してあります。
 ヘルマン霊神との戦いとこれを降服させたことは、第十四話 「終戦、店を再建して義弟に任せて不仲になり貧乏にー。それは神業を妨げる魔神達との戦いの始まりだったー」でお話しした通りであります。
 また、「当時の幕下の神霊たちの子孫や、その系統の人々が、神業に奉仕すべく三光太源に集一しているのではないか。」とも記しております。

 また、同年12月14日に行った三光太源の斎庭で、平一はローム大霊の御指図により肉体を離脱して月仙界に赴き、月神から啓示を賜りました。
 麦林楢次郎の解読によると、この神業は、汝が天に代わって棺の扉を開いて石油を取り出すことによって、西霊と東現との間に流れる?を正すと共に、北神神界の神門を開くことである。
 そして六代にわたって巡り巡って受け継がれてきた、神界の計画や経綸が秘められた白羊の秘を解き明かすことであるが、そのためには、三光太源に集う各人も、苦労して身を光らせなければならない、と言われております。
                     完