小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内

特別編(第四十四話A)2023年8月


令和五年8月吉日


スピリチュアル エピソード 特別編 第四十四話


ローム太霊がその死を哀惜された

父小泉平一の軌跡



第四十四話

三光太源会で平一が、門下に教え諭していた

ことはー


その2 神霊界の実相 「仙について」

 昭和57年6月8日に、仙について次のように教えております。
 仙人の事を簡単に話すと、本来、仙界というものは仙人の世界を云いますが、最高は仙界に直属している使神界です。この使神界をみそなわしている大神を岳神といいます。無論仙に存します大神です。
 霊界にも仙界があり、幽界にも仙界があり、幽界と現界の中間にある次元界などには。物語に伝承されている桃源郷などという仙界もあります。人間の年数にして百歳、二百歳位の女仙などは、19才、20歳位に若返った方々で、大変美しい仙達ですが、その界などでは心の美しさが容貌そのものに現れているようです。
 仙は神仙と佛仙の双方を兼ねておられますが、神仙は地上にそれぞれの道を開いている神を中心として宗教とか哲学、学術、神学を、奥にあって指導しています。或いは美術、工芸、芸能なども指導しています。その他、支那における道教とか、それから出た新興宗教などを指導しています。
 印度のウバニシャド、婆羅門教の哲学思想を表す聖典を主にした一群、インドの哲学、宗教を源流となす宇宙の中心生命(梵)などの思想を説く道、それらのものも、或いは西洋の哲学などの道も、その奥には幽界、更には霊界の仙、或いは海仙などが指導して興起したものです、
 仏仙は、仏教あるいはその諸流に別れた諸宗、或いは仏に関連した宗教、仙哲などを指導しているものを仏仙と云います。 
 私が今年の2月に巣鴨の地蔵尊を参詣した時、初めて地蔵菩薩の尊影を拝むことが出来ましたが、なんとそれは佛仙であったのです。本来、客観的に地蔵尊という仏が存在しているものではありません。然し善男善女は、あたかも仏界に存在している霊物の様に思ってそれを信仰しています。それで仙界では佛仙を降して、地蔵尊の代行をされているわけです。ですから、一心に信心するなら、トゲが不思議に抜けるという妙力が起こります。それでますます地蔵様の存在を信じて、信仰するようになります。
 釈迦を指導して仏教の開祖にした神霊は、天仙と云う様な仙の中でも最高の仙、或いはその次の仙位にある地仙てという様な、素晴らしい仙のみ力によるものですが、いずれも佛仙界に仙籍に在す方です。
 キリストを導かれた方は、神仙界の天仙の方です。然し、それらの神仙、佛仙の奥には、仙としての大神がみそなわしておられます。日本の古事記にある天照大神の皇子神で在す五男神、三女神は、八大宗教の最奥にいる祖神なのです。
 太陽神は大宇宙の中での貴神(尊貴の大神という意味)で火の大神に在します。三十六神の配下神をおもちですが、ご神格は天冠神の中の高貴神で、この三十六神が佛仙界に応神された時は、大日大聖不動明王の三十六童子になります。ですから、太陽神は神仙界に応神されれば天照大神となり、佛仙界に現じては不動明王になられます。この大神の本体は最高神界の北神に在し、「白陽秘宮」に鎮まります「オオヒルメムチの大神」であられます。その次の貴神は月読で、月をみそなわして在す大神ですが、神仙界では月読大神、佛仙界に現じては観世音になられます。それから、いま一柱は金星の大神で、月読と同じく物力を支配している貴神です。神仙界に応神して寿老人、又は福禄寿仙に在します。以上を宇宙の三貴神いう宇冠三神と崇める神です。
 以上講義した仙は、決していい加減なものでは無いのですから、よく仙達の何たるかを学び、仙の尊きを悟らなければならないと思います。