小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内

特別編(第四十四話-29)2025年12月


令和七年十二月吉日


スピリチュアル エピソード 特別編 第四十四話


ローム太霊がその死を哀惜された

父小泉平一の軌跡



第四十四話

三光太源会で平一が、門下に教え諭していた

ことはー


その12 天霊神について 続きその10


 今月も引き続き、天霊神の行門についてお話し致します。

第五十四門星昇門

 いよいよ星昇門と云う所の殿に参った。いつもの通り記録所に登録をなし、中の玄関に入ると、案内神が出て来られて、第一の応接間に通される。

 そしてその案内神と対座をなす。云われることは、此処は修行なす目的について、前に一度二度あった時と同じ様に、汝らが見えるところの、太陽系の星は勿論のこと、それ以外の一つ一つに対するその星の、現幽する所の姿、所謂各々の現界、各々の幽界、各々の霊界、各々の神界、この大まかに分け別れたる所の内部の通信、並びにそこに行くところの方法を、この中で教えられるのだという話。

 成程、これは最も天霊神にとって大切なことで、この前に一回二回に行きたる時は、この星の現界のみを指すものであって、その幽界、霊界、神界に対する操作は、この五十四殿でなければ習得出来ない。

 だからこの門は、全ての人があの満天の星を見て、そこに行かんとする気を、現実に於いて行われる最も高級なる光行、空行をなさざれば、そこに行けないということがわかり得るのだ。
 勿論ロウム達でも、これらの達者なる術を具えたる者と行かなければ、到底その間の誤差によって、これは例えば汝らの云う、真空とか真空でないとか云う様に、通り抜けられるものと、通り抜けられないものとが多数あるのだ。
 それはあらゆる鍛錬によって、その者が磨き上げられたる術の最高によって、あらゆる密度の濃い所でも通り抜け得られるのだ。この力を第一室と第二室によって、修行されておられるのだと云うことだ。

 次に第三室、第四室が所謂無行、?行と云ったように、あらゆる言葉も判らない、自身の霊体並びに神体を無になして、その目的とするところの星に達成せんが為に努力される所は、並大抵のことでは成し得られないのだ。

 初めの一室、二室の光の光行、これで自分を持って行くこと、又また空を持って行くことは、通常、霊界、神界の連中は自由になしうる所だ。

 そこでこの第一室、第二室は、その光との中にある所の所謂無?のものに、その神体を合体なして行くところの修行が、その星に行けるところの元となるのだ。

 その星をAとすれば、そのAという星に達することをまず前提として、その一室、二室の修行が、その光行並びに空業の力の備わった時に、Aなる星の現体に降り得ること出来得るのだ。

 これは汝等考えると、逆と思われる憂いあるのだ。現界とするなれば、現界に来るのは一番難しいだろう。それを逆にこの地球の神界、霊界、幽界、現界という段階になって、霊達は神界に行くのが向上の一路で容易いが、また逆に、幽界、現界に対する行動は、これは現界の人に見えうる行動をなすには、相当な力を持っていなければ、現界に現わせないのだ。

 その天霊神が霊界のみにおいて行うときは自由になしうるが、幽界、現界には相当の力を要する。これを反対に、Aなる星の霊界に行くには、余程の修行でなければ行けないのだ。Aの現界に行くのは楽だ。だから、星の場合は逆に考えなければならない。そこを間違えない様良く諭された。

 次はその第三室、四室は無行、?行これを行されるのだ。この行される方法は、自分が光でもなく、空でもなく、無になる所の素質の身を無にするのだ。それは密度の範囲、即ち濃さを無にする。そして自分と云う所の存、それそのものをその中に見いだすことが、この無行と?行の修行方法の根本と言われて、各一室、二室、三室、四室と光行、空行、無行、?行この四つが完成して、初めてAなる星の、現界、幽界、霊界、神界に自分を見出すこと出来る。存を持ち来ること出来るのである。

 存を持って来て、初めて無にしたる所のそのAの密度の濃さに、自分の体を変えなすこと出来るのだ。非常に難しいがこの殿は、そう云うことを各天霊神は教わって、あらゆる界に出入りする所の天霊神として、この一か所にて修行される期間は、最もこの六十何門ある中で、難しい所と云わなければならない。

 そういう風な修行があると云われて、一室、二室、三室、四室を説明されつつ、ロームは五十四門を去ったのだ。

 今日は非常に短いが、汝らの中心にしている真言の力の現れる方法を書いてある。
 その一つの真言の参考として、修行の格とすれば宜しい。今日はこれ迄にしておく。


続く