小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内

特別編(第四十話@)2022年4月


令和四年4月吉日


スピリチュアル エピソード 特別編 第四十話


ローム太霊がその死を哀惜された

父小泉平一の軌跡



第四十話

ローム大霊の聖経に記された

神業達成への道筋について


その1 3つの聖経と、そこに記された
     豊野油田のスケール


 ローム大霊は紫光会の降霊会に於いて「三光道真経録」(「三光道真経句録」と「三光道萬寿寿教文」で構成)と「四空経録」の3つの聖経を垂示され、日々の祈りや祭りの際に、祝詞に併せて奏上するよう言われました。
 いずれも4文字からなる「句」で構成され「三光道真経句録」は「北神太極」「東現物象」から始まり「千峯万領」「面目分明」迄の48の句で、「三光道萬寿寿教文」は「無音東辺」「陸々陵々」から始まる第一巻から、「双相不落」「留嶺定身」で終わる第5巻迄320の句で構成されております。
 昭和52年9月8日の三光太源の斎庭で、平一は「三光道真経句録」の講義をするにあたって、冒頭次のように語っております。
 「三光道真経句録」は紫光会の斎庭でローム大霊が、竹内霊媒を通じて垂示されたものである。
 句録は三光道真経録の序文に当たるもので、神、霊、幽、現の世界の実相を端的に示し、大宇宙の構成と大道の教義を説き、経綸の秘儀にふれて天門開門の余光を示すところの大予言の経である。」
 そしてこの解釈を講義しておりますが、この聖教が垂示されたのが何時であったかの記録は見当たりません。
 一方、「三光道萬寿寿教文」に関しては、山田武雄が整理して残した資料の中の、紫光会における石野芳子の主護霊しげの姫霊神の霊言を見ると、昭和32年7月18日に次の様に記されております。
 「先に授けたところのその教えをよりよく身に列ねなして、その身の行に当てるは、真なる筋の一つなり。よって、次に出ずるものを加えて一応のその幕を閉じるとなす。
 そのものの字の位置をよく定め為し、再三入れ替えもよし。必ず読みゆく間に感ずる故、一つずつ訊けよ。」と云われ、この第一巻を垂示されました。
 続いた同年12月5日に「ようやく出来上がった。一応書いてもらいたい。そこで全部出来上がってから本当の意を教える故、その気持ちにて朗読する時は、必ずそのインによって力が充満なしてくるのじゃ。
 そこに音と言う、インと言うところの波動から言うと、一部のところのものが如何に人間が努力すれば、かくあるものかということが、はっきり自分の身に染みてくる。
 それを前より言い伝えておく。その意にて、どんどん後を出すから、自分にわからん、わからんと云わずに行じ行けよ。」と云われて第2巻を、以降、昭和34年4月16日迄5回に分けて全5巻を垂示されました。
 「四空経禄」は東聖大権現太神が照覧される東現、南幽聖太神が照覧される南幽、西霊大真如太神が照覧される西霊、北神太極紫微太神が照覧される北神、そして最後に総結の5編に別れ、それぞれが百句ずつ、総計5百の句で構成されております。
 それぞれに共通してその世界の神々のみ名と此の界の役割と働き、宮殿の有様等が記されております。
 それ以外のそれぞれの句については、その一部を平一が解釈して講義した記録が残されており、目下整理を進めております。
 この4つの聖経の中から、平一は特に豊野油田開発の神業に関わりがあるとして、以下の句を取り上げております。

?(よう)谷千沈 回天遙望 白陽秘宮 「三光道真経句録」
常々非無   三振一握 「三光道萬寿寿教文」 第一巻
奇人招乗   遍路海洋 「三光道萬寿寿教文」 第三巻
奇人確立   無双神力 「四空経録」 西霊大真如太神
元油一点   散布数京 「四空経録」 北神太極紫微太神
永生希願   父子霊愛 「四空経録」 同上

 この中の「元油一点 散布数京」について、その1点には数京ガロンの石油が埋蔵されている。これが豊野油田のスケールである。平一はその様に講義しております。