平成27年11月吉日
スピリチュアル エピソード 第17話 (その2)
その2 ポチが教えてくれた“玉仙霊神”の秘密!
昨年暮れの事でした。家内と田町の駅近くで一杯飲んで、行きつけのパチンコ屋に行きました。
創業して26年、8年前に社長職は辞したものの、3年前から新しい社長を迎えて業態の改革を進めたために苦戦し、今年末になって漸くその効果が表れて来たので、久しぶりに明るい年末でした。
田町のパチンコ屋は、下高井戸に比べると当たり台が多く、両替のルートもまあまあです。
そして、出玉は自動的にストックされてカウンターに表示さるので、出玉を入れたケースを積み上げることはありません。
その日私が選んだ台は玉が、出たり入ったり、暫くして家内の台を見に行きました。
“は―、相変わらず、良く入っているな”出玉カウンターの一万発に近い数字を見てそう思いました。
その時です。“汝の妻の家の8代前の祖弥一、上州に在りし時”突然、頭の中にそのようなコトバが響いて来たのです。
ほー”すると続いて
“野狐(白狐)子連れを助けたり。野狐(白狐)、其れを恩として、汝の霊統の茜に誘われて妻の背後に加わる。我より力強し!”
そう教えたのはポチ、いや、今や私の背後霊の一柱となっているポチ霊神でした。そして、
“我より力強し”というコトバに、思わず笑ってしまいました。
昭和の初め、小泉商会の飼い犬だったポチの霊が、若旦那の平一を田町の森永本社に誘って、竹内満朋と邂逅させた秘話を、私が「知られざる物理霊媒竹内満朋」として発表して以来、ポチは私のことを孫旦那と呼んで背後霊の一員となりました。
ポチにとって田町は言わば聖地です。“今宵は孫旦那を嬉しがらせてやろう”そう張り切ってみたら、“孫旦那の女房に凄い背後霊が付いていて、運気を持って行ってしまう。よく見たら年を重ねた狐霊だ。俺より遥かに力が強くて、とてもかなわないよ! ”
パチンコの様なギャンブルの場には一定の運気があり、客の背後霊が取り合いをするのだそうです。
ポチのしょぼんとした姿が目に浮かぶようで、有難いやら可笑しいやら、そして結果は、
またしても家内が出玉数万発をゲットし、私は辛うじてプラマイゼロで終わったのですー。
新年、家内の兄に弥一さんのことを話すと、“最近、仏壇を整理していたら、3代前の先祖は弥助と云う名前でした。だから代々、弥と云う名を付けたのかもしれない”とのことでした。
ローム太霊は、動物にも人間と同じ様に主護霊がいると言われ、動物の霊的力の一例として“三井があれだけの財を成したのは、先祖が竹林で狸を助けたからだ”と教えられました。
永年、竹内満朋の紫光会の裏方を務めた、吉江るり子の愛猫「たま」が死んだ時、太霊はその心情を憐れんで「たま」に「OO丸霊神」と云う称号を授け、生涯独身を通したるり子の背後霊とされたことがあります。
「動物たちの死後の世界」、時間が許されるなら私の研究テーマに加えたいと思っております。
完