小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内

第24話2016年7月


 平成28年7月吉日


スピリチュアル エピソード 第24話

結婚報告の墓参の時、
家内の外祖父から頂いたメッセージの話



 7月はお盆、私の家では神式で祖霊のお祭りをします。今年は7月14日に行いました。
 対象はまず小泉の先祖と御魂たち・具体的には曾祖父と曾祖母から祖父、祖母、両親と兄弟達、そしてポチとハッピーの御霊も加えてあります。
 親族としては外祖父と外祖母、叔父、叔母達、それに特にお世話になった方々の御霊・竹内満朋夫妻や第22話でお話ししたバッバとお姉ちゃん、父の門下生何人かと綜研の水野社長です。
 加えて、家内の方は先祖と御魂たち・祖父、祖母から両親,外祖父と外祖母、叔父、叔母等です。そして、この中に外祖父と外祖母を加えてあるのは、次の様な特別の理由があるからなのです。

 家内の両親の故郷は、野馬追行事で有名な福島県相馬市です。家内の母の父親鈴木久義さんは、国学院大学を卒業した国文学者で、地元の女学校の校長を務めて多くの教え子達に慕われたとのこと、そして退職後は市の教育長を務めました。家内の持ち物の中に、形見として頂いたと言う自筆の見事な掛軸があり、その人柄が偲ばれます。
 家内と結婚した年の夏、相馬に墓参に行きました。まず家内の実家の菩提寺に、続いて鈴木家の菩提寺に詣でて、墓石に般若心経と三光道真経句録を奉奠して結婚の報告をしました。
 すると、私の耳に、フーと聞こえてきたと云うより、頭の中に次の様なコトバが浮かんできたのです。
 「宗雄さん、今日はお参り有難う。貴方とは是非生前お目に掛りたかった。この子は、気は強いが気立ての良い子です。どうぞよろしくお願い致します−。」
 私はすっかり恐縮してしまい、一生懸命「?空無光真奇力存」と真言を唱えて祖父に感謝しました。
 「今、お祖父さんからこんな言葉を頂いたよ」家内にそう言うと、げらげら笑っておりました。そして、我家の季節の祭事に、外祖父と外祖母の二人の御霊を入れたのです。
 あれから30年余りの歳月が流れました。その後、相馬での仏事の際に、何回か鈴木家の墓を詣でましたが、再びメッセージを頂くことはありません。
 しかし、特に盆のお祭りの折には、あの時の光景と、外祖父のこのメッセージが懐かしく思い出されます。

                                完