小泉宗雄・「三光太源文化研究所」のご案内
平成29年1月吉日
スピリチュアル エピソード 第28話(その1)
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
その1 紫光会と道院・世界紅卍字会との
関わりについて
道院は1916年頃中国で発生した道教系の新興宗教で、至聖先天老祖を最高神に称え、フーチにより神意の宣託を頂くことで知られております。
フーチとは神前の机上に砂の入った沙盤を置き、向き合って立った2人が「けいひつ」と呼ばれる、2本の棒のその中央にT字状に枝を付けたものを握ると、神霊が降霊してその枝を動かして砂上に啓示が記される、その様な神霊現象であります。
そして、世界紅卍字会はその布教活動を始め、慈善活動、社会活動を展開する付属機関であります。関東大震災を事前に予知して、その数日前に、我が国向けに救援物資を送るなどの活動をしたことがあります。
大本教の開祖出口王仁三郎が道院と提携したことから、我が国でも独自の活動を展開して成長の家の谷口雅春を初めとする宗教家、笹川良一などの財界人、あるいは浅野和三郎や安岡正篤等の有識者がその会員になっておりました。
小泉平一と竹内満朋は、恐らく浅野和三郎との関係で道院と関わりを持ったものと思われます。昭和15年4月12日の父の日記に、この様な記録があります。
紅卍事務所におけるふうち
「三鷹の駒木実験室を紫風苑と称すべし。
四三の星は北斗七星なり。四三の思想は紫色なり。思想は北斗七星の影響を受けて生ずる。思いを色で表せば紫なり。紫風苑に集える人、宜しく七星を拝し、世人の思いの確立を計るべし。三日月の世に七星を拝せ。 紫光蓮清花上 風萬苑震霊」
駒木は竹内満朋夫人の実家で、その持ち家を借りて居住し、 そこで神霊実験の物理降霊会を開いていたので、神霊がそのように言われたもののようです。
続いて同年六月二三日 「平一に道名 曜鈴 を賜う」との記録が残されております。
しかし、父から直接道院の話を聞いた記憶はありません。わずかに子供の頃、「お前たちはもう道院に来る必要はない、と言われて行かなくなった」と門下の誰かに語ったコトバが記憶に残っております。
続く