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■『魂の幽霊界行脚―死後の世界の体験記―』竹内満朋著 (霞ヶ関書房 昭和46年)
■幽界旅行記竹内満朋著 (エンタプライズ株式会社 1985年)
竹内満朋・本名栄一は我が国最後の物理霊媒と云われ、ローム大霊は竹内満朋の主支配霊であります。更に、ローム大霊の生前中の主支配霊であった天仙隼人霊神が、ローム大霊の補佐役として竹内満朋を指導いたしました。
明治42年に新潟県高田に生まれ、上京して森永製菓に勤務しながら中央大学で法律を学び、弁理士の資格を得ました。戦後、森永を退職して弁理士事務所を開業し、これを生計(たずき)の業として実績を重ねて昭和50年には黄綬褒章を受章しております。
昭和の初めに霊能者小泉平一と邂逅して義弟となり、心霊研究の道に入って霊能力開発に精励し、ローム大霊が主支配霊となるに及んで物理霊媒の力を得ました。この時の経緯は、小田秀人の「四次元の不思議」(潮文社・昭和46年)の「霊媒を作った話」に記されております。
戦後、ローム大霊の霊言の講話会を初め、月例の主護霊会を開いて多くの人々を指導しましたが、ローム大霊の厳しい指示に従ってマスコミ等からの誘いを一切拒絶し、数冊の著書を残しただけであえて名を広めず、霊媒としての高額な謝礼を受け取ることなく、ひたすら日本酒を友として清貧に甘んじ、平成3年に行業一致の生涯を終えました。
昭和の時代我が国には、亀井三郎、萩原真を始め何人もの物理霊媒が誕生しておりますが、希望する各人の主護霊と主支配霊の名を明かにすると共に、降霊会で霊言を垂示させることが出来たのは、竹内満朋ただ一人でありました。